「被災物」に応答せよ! ――命のモノ語りの「場」を開け――
第一日目 2024年2月24日(土)
『被災物 モノ語りは増殖する』(かたばみ書房 編者姜信子)刊行記念
【対談】14:00~
「被災物」はいかにしてこの世に呼び出されたのか? ~ 反物語 / 復興の「物語」の彼方へ~
山内宏泰(リアス・アーク美術館 館長) × 姜信子(作家)
【被災物 モノ語りワークショップ】15:00~
誰でも参加! モノ語る、命の記憶をつなぐひととき ナビゲーター:姜信子&ピヨピヨ団
【この世の汀で命を歌う】16:30~
『苦海浄土』の世界を三味線弾き語り 祭文語り 渡部八太夫
第二日目 2024年2月25日(日)
反物語/氾物語の宴! ――その歌で、命はびこる新しい百年へ!――
13時30分~ 鎮魂チンドン ピヨピヨ団
14時~ 百年の予祝の響き 繭&零 (乾真裕子、黒田零)
15時~ 百年を歌う
ピヨピヨ団 ナマステ楽団 さとさとみ
16時20分~17時
ジンタらムータ(大熊ワタル:クラリネット こぐれみわぞう:チンドン・歌、 近藤達郎:キイボード)
◆参加費 2月24日(土) 2000円
2月25日(日) 3000円
◆場所 ツォモリリ文庫 http://tsomoriribunko.com/space/
◆主催: かたばみ書房、百年芸能祭関西実行委員会
◆問い合わせ: info@katabamishobo.com (かたばみ書房)
100year100prayer@gmail.com (百年芸能祭関西実行委員会)
気仙沼リアスアーク美術館には、東日本大震災直後より収拾された「被災物」常設展示がある。
ひとはそれを「瓦礫」と呼ぶが、人々の暮らしの中にあり、人々の記憶の依り代となり、人間と同じように被災したモノたちを、どうして「瓦礫」と呼ぶことができようか。
不思議なことに、人は「被災物」の前に立つと、感情が揺さぶられ、モノをめぐる記憶が溢れだす、
それは自身の命の記憶であると同時に、その「モノ」と共に暮らしていた見知らぬ誰かの命とつながる「モノ語り」となる。
「モノ」に突き動かされて語りだした「私」は、「モノ」を結び目として、「モノ」とともに生きていた「あなた」の歓び哀しみを分かち合う「私」となる。
思うに、命の記憶とは、事実の分かち合いではなく、心の分かち合いなのではないか。
東日本大震災から13年、関東大震災から101年となる、2024年2月、
「復興」の物語、定型の「物語」、当事者性に縛られた「物語」を超える
「祀りの場」が開かれます。
みなさんのご参加をお待ちします。